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外科医療
 シアヌーク病院での外科医療は、1998年1月、手術室と外科病棟の開設と共に始まりました。12月までには外科における1400 件の診察を通じ、9つの外科病棟のベッドを完全に活用して600 回の外科手術が行われました。
 現在、カンボジア、フィリピン、米国、オーストラリア、英国出身の医療スタッフや看護スタッフが、2つの手術室を利用して1日に5 回の手術を日常的に行っています。その設備や、手術に必要な物資・用具などの大半は、皆様からの寄付によって調達されています。


外科医療における教育と臨床トレーニング
1998年の手術数 外科医療部門は、ボストン出身の整形外科医ガムリー医師をリーダーに、英国マンチェスター出身の一般外科・血管外科医のトーティル医師、マニラ出身の整形外科医コスタ医師の3名が担当しています。また彼らは、カンボジア人外科医の教育も行っています。

 3名のカンボジア人外科医、イェモニー医師、シン医師、チャンサ医師は、1998年1月から3年間にわたる外科トレーニングを始めました。医学部CES外科トレーニングプログラム出身の1 名の訓練生は、7月から当院で6カ月間のローテーションを開始しました。

 またシアヌーク病院には、カンボジアトップレベルの優れた麻酔部門があります。ソフィー医師と2名の看護麻酔医が、増え続ける麻酔医療処置に対応しています。
 1999 年1月には、カンボジア保健省の要請により、ラタナキン出身の2名の医師が、シアヌーク病院で1年間の外科および麻酔医療研修を始めました。
  こうした、カンボジア国家からの依頼などを通じて、シアヌーク病院は、カンボジア全体の外科医療レベル向上に寄与しています。シアヌーク病院は、今目の前の患者を救うだけでなく、カンボジアの未来の国民を救う、長期的な教育の拠点になっているのです。


手術室
 1998 年末、シアヌーク病院に第2の手術室が開設されました。これにより、毎週さらに10 回の手術が可能シアヌーク病院での外科医療は、1998 年1月、手術室と外科病棟の開設と共に始まりました。
 12月までには外科における1,400 件の診察を通じ、9つの外科病棟のベッドを完全に活用して600 回の外科手術が行われました。現在、カンボジア、フィリピン、米国、オーストラリア、英国出身の医療スタッフや看護スタッフが、2つの手術室を利用して1日に5 回の手術を日常的に行っています。その設備や、手術に必要な物資・用具などの大半は、皆様からの寄付によって調達されています。 これが手術を待つ多くの患者を救い、訓練生に貴重な教育の機会を提供することになりました。

地雷によるケガ
 カンボジアの地中には、まだ1千個もの地雷が残留しており、地雷によるケガを治す外科治療へのニーズが引き続き高まっています。250人に1人が地雷の被害を受け、大半が手足を切断している中、主要なリハビリ用器具および人工補装具メーカーとの協力により、シアヌーク病院は優れた義足施術を実現させました。
 現在、プノンペンで行われている義足施術のほとんどは、シアヌーク病院で行われています。
手術の割合


手術の成功率
 1998 年に手がけた600 例のうち、手術後に(術後8 時間以内)死亡した例はありません。
これはシアヌーク病院のきわめて優秀な手術スキルを物語っており、カンボジア国民の絶大な信頼を勝ち得ています。これは、滅菌状態で手術を行う技術、入念な病棟管理、研究所と放射線医療の協力、寄付された手術用装備や点滴、外傷用医薬用品の利用などのおかげです。


協力的な訪問医療活動
 シアヌーク病院医療団は、プノンペンまで足を運べない人々のために、地方での訪問医療活動を開始しました。この活動は、治療が絶対必要にもかかわらず、治療を受ける機会にすら恵まれなかった、多くのカンボジアの人々の役に立っています。

 毎週1名の外科医療訓練生が、地方の村への訪問医療活動を行います。通常、毎回30 人ほどの患者が診察を受けます。彼らには、他に外科の診察を受ける機会がないのです。
  中でも重症の患者は、アメリカ赤十字のリハビリ施設に預けられます。
この施設では毎月、シアヌーク病院が、外科および整形外科クリニックを行っています。この施設の能力を超えた手術を必要としている患者は、赤十字が治療のためにシアヌーク病院へ連れてきます。
  また私たちは、同様の訪問治療を、毎月、CSPO (カンボジアの人工補装具および矯正器具ための学校)とキエン・クリーング・リハビリテーションセンターで行っています。


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