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 シアヌーク病院には、先進諸国の多くの教育研究病院 に匹敵する、英文の医療書物を十分に揃えた図書館があ ります。当病院の多くの現地スタッフにとって、この図 書館は、教科書に初めて触れる機会を提供しています。


医療教育をさらに効果的にする蔵書の数々
ギフォード医師と司書ボーンおよび医学司書ゲイル・コーギャン。コーギャンは、医療図書館を開設するために彼女が集めた大量の教科書を整理するため、1998年6月に来院しました。
 当院の図書館で、ボストンの医学司書を退職したゲイル・コーギャンは、医療から外科、看護にいたるまで、幅広い内容を含む最新の教科書や定期刊行物の寄贈に、疲れを見せることなく取り組んでいます。

 いくつかの看護テキストは部数がたくさんあるた め、看護婦インストラクターは、看護婦にリサーチの 宿題を出し、看護婦が理論と実地教育とを総合的に理 解できるようにしています。看護のプロセス、倫理、 薬理学、外傷学、およびチームの構築といったテーマ は、適切な看護に不可欠なものです。これらのテーマ について討論することにより、職員として働く60 名の 看護婦の、看護の基盤が再構築されています。

 解剖学や外科の教科書に触れることは、重要で複雑な処置を行うスタッフにとって、必須不可欠なことになっています。カンボジア人の外科医たちがこうした教科書に触れるのは初めてのことであり、外科手術の1 件1 件が、貴重な学習の機会となっています。

 「私は、外国語で教える、書物もまともにない医学校を卒業し、膨大なニーズに対応するための実地訓練を全く受けないまま、すぐに州立病院に派遣されました。教わる相手も同僚もなく、患者を助けるための医薬品も機器も物資も、ほとんど、あるいは全くありませんでした」(シアヌーク病院の外科研修生)

 当病院では、教育を継続的に行っていくという風土を確立するため、医療の教科書を参照するということを、緊急治療室や医療病棟での当然の習慣にしています。


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