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寄付が増えることにより、HIV検査(免疫学)数や検査を受ける人数が増加するでしょう。
 研究所のスタッフは2 年間で10 名に増え、毎月要請される検査の75 %を行っています。

 また検査だけでなく、現地スタッフに近代的な検査器具のトレーニングを行えたことは、大きな成果の一つです。
それによりシアヌーク病院は、医師や患者のニーズに応えると共に、カンボジアにおいて医療関係者にトレーニングを実施する研究所のリーダーとなりました。

研究所の開設
 1996 年12 月にコンセプトがスタートし、開設初年度は現地スタッフの雇用と教育、微生物学や寄生虫学、尿の研究所での検査の開始に力を注ぎました。

 これまでの誇るべき業績には、以下のようなものが含まれています。
  • スタッフの技術を高め、より多くの検査を可能にした。
  • 高い効率性(8 名の技術スタッフが1 カ月に5 千件の検査を実施)
  • 動脈の血液中にあるガスの検査をカンボジアで初めて行った。
  • 輸血サービス
  • HIV 検査のデータがNational Aids Program に報告された。

  • (前列)ピロム、アンゲラ(研究所マネージャー)、チンダ、(後列)ソファル、スヴァル・ビン、キレナ、ヨム、シーナ、ヤニス、チュン
     シアヌーク病院は、結果が早く出る酵素結合免疫収着検定法と、WHO (世界保健機構)とNational Center for HIV/エイズ、カンボジアが推奨する(成人のHIV 感染者の臨床的管理に対するガイドライン、1998 年12 月)分子凝集法とを組み合わせて利用しています。これらの方法を利用するとHIV 感染患者1人あたり平均5 ドル88 セントのコストがかかります。適切なカウンセリングと、すぐに結果が出る血液検査との組み合わせで早期発見が可能になったため、シアヌーク病院はカンボジアでのHIV の流行に対し積極的に立ち向かっています。

     シアヌーク病院は、カンボジアの国家臨床検査トレーニング・コーディネーターから、臨床的な検査技術のリーダーとして認められています。

    教育
     教育の主要分野は、科学的手法の実地的な応用、先進的な臨床検査理論および技術、技術的手順の記述、各部門や部門間の研究管理能力についてです。



    放射線医療
    レントゲン
    手術後のレン・リー君
     かなりの資源不足にもかかわらず、「放射線科」は、毎日35 〜40 名の患者のニーズに対応するため、高い水準を保って稼働しています。プース医師とヴァナリス医師、レントゲン技師のボブ・コリン、ソール、リースが、24 時間無休の業務を提供しています。

     同病院が開設された当時に寄付された携帯用のレントゲン機器は、病棟内での使用向けに設計されているものですが、予想をはるかに超えるサービスを提供しています。スタッフは、化学溶液槽を器用に自作し、時間のかかる旧式ではあるが、レントゲン写真を現像する方法を開発しました。彼らの革新力と熟練された手法のおかげで、毎日、これ以外の方法ではレントゲン診断を受けることができない40 名の患者に、その場で適切なレベルの医療サービスを提供することが可能になっているのです。

     骨や腹部の詳細なレントゲンに必要な、カセットやテーブルといった設備は、現在はありません。色素テストやMRI 、CT スキャン、そして蛍光透視検査も、現在はまだできません。最新の自動機器の取り付けが待たれています。市内の電力が安定供給されれば、工事が可能となり、オーストラリアのAllRay 社から寄付された、放射線設備一式が設置される予定になっています。これはまた、自動式の暗室機器をも収容できるよう設計されています。

    超音波
     「超音波診断法」の導入は、当病院の診断能力にとって、貴重な財産となっています。非侵襲性の診断法であり、安価で麻酔を必要としないこのツールは、当病院の医療に大変適しています。最近プリンターを確保したので、スキャンレポートを打ち出し、これを医師が検討することができるようになりました。このことはまた、研修にも非常に役立っています。


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